体調も良くなり、傷病手当の受給を終えた私は
会社を退職したので失業手当の申請を行うことに。

すぐに失業手当に切り替えられるの?

そもそも、どうやって申請するの?
この記事では私の体験をもとに、傷病手当から失業手当への切り替え方法をわかりやすくまとめています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
傷病手当と失業手当が併用できない理由

当時の私は、協会けんぽの傷病手当の受給を終え雇用保険の失業手当を受給しようと考えていました。

両方もらえたらいいのに…
と考えたこともありましたが、
併給は原則NG(同時にもらえない)とのこと。
なぜかというと、それぞれの手当を支給する条件が真逆だからなんです。
傷病手当|協会けんぽ
まず協会けんぽから支給される傷病手当については、
病気や怪我のために働けない状態なので
会社を休む=給料が支払われない時に、
協会けんぽから支給されるものです。
また協会けんぽの傷病手当についてもっと詳しく知りたい方は、こちらから確認してみてください。
失業手当(基本手当)|ハローワーク
次にハローワークから支給される失業手当について。
退職後の生活を心配せずに仕事探しに専念できるよう、求職者給付という形で失業手当が支払われます。
また雇用保険の失業手当についてもっと詳しく知りたい方は、こちらから確認してみてください。
失業手当は、求職者給付・雇用保険・失業保険などと呼ばれることもありますが
正確には基本手当と言うそうです。
まとめると、
となるので、併用ができない理由として納得です。
失業手当に切り替えた方法

ここからは、私が実際に傷病手当から失業手当に切り替えた方法を紹介していきます。
- 傷病手当の受給を終了
- 「傷病証明書」を医師に記入してもらう
- 退職後、ハローワークで申請
- 雇用保険説明会に参加
- 失業認定に再度ハローワークへ
まず医師から「就労可能」の診断が出たので、傷病手当の受給を終了することになりました。
そしてハローワークから事前に受け取っていた「傷病証明書」を医師に記入してもらい
退職後、ハローワークへ「傷病証明書」を持って失業手当の申請をしに行きました。
失業手当の申請では、窓口の方に状況を伝えると退職理由を確認されました。
正直に「病気のため」と回答して、離職票に記入していきます。
続いて「雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり」を受け取って、
後日受ける必要がある雇用保険説明会や失業認定についての説明を簡単に受けました。
その他、提出した書類についてはこの後詳しく説明しています。
ハローワークで必要な手続きと書類

ここでは、実際に私が傷病手当から失業手当へ切り替えるときに
ハローワークに提出した書類をまとめています。
ハローワーク受付票
こちらは、申請時だけでなく毎月の認定の際にも使用するようなので
ハローワークに行く際には必ず持っていくようにしましょう。
まだ持っていない場合は、ハローワークですぐに発行してくれるので窓口で確認します。
離職票
そして、会社を辞めたことを証明する離職票も持っていきます。
離職票をまだ持っていない方におすすめなのが、マイナポータルからの発行です。
マイナポータルで発行をすると、離職票をデータとして受け取ることができます。
郵送の手間がないので、簡単に離職票を受け取ることができるのでおすすめなんです!
身分証
次に必要になるのが、本人確認のための身分証です。
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード(おすすめ)
などが有効ですが、私が持って行ったのはマイナンバーカードです。
次回説明会で準備する必要がある、顔写真2枚もマイナンバーカードがあれば用意しなくてOKとのこと。
顔写真は、機械で撮ろうとすると800円とかするのでコスパが悪いです(泣)
マイナンバーカードだけで身分証+顔写真との役割を果たしてくれるので、使わない手はありません!
医師からの傷病証明書

こちらは、私が実際にハローワークから受け取った傷病証明書です。
この傷病証明書を医師に記入してもらい、ハローワークに提出する必要があります。
ただ傷病証明書のフォーマットは、各ハローワークによって異なるそうなので事前に確認しておきましょう。
通帳 or キャッシュカード
最後に、失業手当を受給する際に振込先となる口座の情報を提出します。
失業手当を受け取る際に使用したい、口座の通帳やキャッシュカードを持っていくようにしましょう。
私の場合の待機期間

そして今回、失業手当を受給するまでにかかる待機期間と給付制限は
7日間だけ
正直、給付まで2ヶ月の給付制限を覚悟していたので、私が一番驚いています!
なぜなら、失業手当は受給までに
待機期間の7日+給付制限(受給できない期間)があるのが一般的です。

退職理由が「病気のため」
だったからかな?
と考えられます。

退職理由以外で待機期間を
短縮する方法はないの?
実は、退職理由以外でも待機期間を短縮する方法があるんです。
2025年4月に雇用保険について改定があったので条件次第では、待機期間の7日だけになることも!
もっと詳しく知りたい方は、別の記事で紹介しています。
申請までの事前準備がポイント!

今回、事前に傷病証明書のフォーマットを受け取っていたことでスムーズに申請を行うことができました。
そんな私が、傷病手当から失業手当に切り替えるおすすめの流れをまとめてみました!
- ハローワークに問い合わせる
- 現状の説明
- 傷病証明書のフォーマットをもらう(重要)
- 傷病手当受給終了
- 医師に傷病証明書を記入してもらう
- ハローワークで失業手当の申請
一番重要なのは、最初にハローワークに問い合わせをしておくことです。
窓口の方に、状況を説明して準備しておくべき書類、またその書類のフォーマットをもらっておきましょう。
少し面倒ですがこの事前準備をしておくことで、傷病手当から失業手当へ切り替えの申請がスムーズに進みます。
つまり「受給もスムーズに受けられる」ということです。
最後に

- 傷病手当と失業手当は併給できない
- 失業手当への切り替え時は、ハローワークに必要書類を確認!
- 必要書類を前もって準備すると、とってもスムーズ
今回、傷病手当から失業手当への切り替えを含めた受給申請でしたが
想像以上に申請する書類や考えることがたくさんあって正直混乱してしまいました。
でもこの経験が、これから失業手当を申請する方や傷病手当から失業手当に切り替えをする方の参考になっていれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。