※この記事の内容は執筆時点の情報をもとにしています。最新の情報はこども家庭庁公式ホームページなどでご確認ください。
シングルマザーは、想像以上に子育てや生活費の悩みが尽きません。
「自分で選択したこと。」と頭では分かっていても、全部ひとりで背負って正直いっぱいいっぱいになることも多いんです。
そんなシングルマザーの私にとって、“月14万円の支給”という言葉は夢のように感じました。
何をするのにも、手元にお金の余裕がないと、気持ちに余裕が持てなくなってしまう。
私は、資格を取ってキャリアアップをしたい気持ちがあっても、「今じゃない」「そんな余裕はない」って何度も諦めかけました。
でも、高等職業訓練促進給付金という制度を知って、もう一度「やってみよう」と思えたんです。
今では、ITスキルを学びながら子育ても続けられる毎日に、少しずつ希望を感じられるようになりました。
この記事では、実際に給付金を活用して感じたことや、生活の変化についてリアルにお話ししていきます。
「私にもできるかも」と思ってもらえたら嬉しいです。
1. 高等職業訓練促進給付金を知ったきっかけ
高等職業訓練促進給付金を知ったきっかけは?

私が制度の存在を初めて知ったのは、復職した職場で「やっぱり転職しようかな…」と考え始めたときに目にしたインターネットの広告でした。
その中にあった「高等職業訓練促進給付金で、14万円」という言葉が目に止まって、「え、月14万円も支給されるの?」と驚いたのを覚えています。
正直、それまでの私は「在宅ワークに憧れて資格を取りたい気持ちはあるけど、今は無理」と思っていました。
毎月の生活費を考えると、勉強に時間を割くなんて現実的じゃないし、働かないと生活が回らない。
そう思って、ずっと我慢してきたんです。
でも、「高等職業訓練促進給付金」について調べていくうちに、「ひとり親」「資格取得のための支援」「生活費の補填」…など、自分に当てはまる言葉がいくつも出てきたんです。
「もしかして使えるかも?」と思った瞬間

そんな中で、一番心に残ったのは
「自立を目指すひとり親に向けた支援です」という言葉でした。
それを見た瞬間、「もしかして、私も対象なんじゃない…?」と感じたんです。
「今の生活を少しでも変えたい」「このままじゃ先が不安」…そんな思いを抱えていた私にとって、大きな希望の光でした。
しかも、給付を受けながら通えるスクールや資格の種類も意外と多くて、「今からでもやれるかもしれない」と前向きな気持ちが芽生えました。
最初は半信半疑だったけど、思い切って気になるITスクールのオンラインカウンセリングに応募してみたことが、すべての始まりでした。
2. そもそも高等職業訓練促進給付金ってどんな制度?
高等職業訓練促進給付金とは?

まず簡単に、高等職業訓練促進給付金について紹介します。
高等職業訓練促進給付金は、ひとり親が資格取得を目指す際に、生活費の補填として月額70,500円~10万円が支給される制度です。
また訓練終了後には、25,000円〜50,000円が支給されます。
こちらの給付金は、働きながらあるいは就職を目指してスキルを身につけたい…そんなシングルマザー・シングルファザーを応援してくれる、心強いサポートなんです。
こども家庭庁のホームページから、高等職業訓練促進給付金の詳細について確認ができます。
対象者や支給期間は?

この制度は、主に以下のような方が対象になります。
支給される期間は、最大で修業期間の全期間(上限4年)です。
そして対象となる資格は、保育士・看護師・介護福祉士などの国家資格からLPI認定資格まで、就職に直結しやすいものが多いです。
※自治体によって、対象資格や金額・条件が少しずつ異なるため、必ずお住まいの自治体に確認してください!
こども家庭庁のホームページから、全体概要が確認できます。
申請までの流れは?

高等職業訓練促進給付金の申請には、いくつかのステップや必要書類があります。
初めてだとちょっと戸惑う部分もあるかもしれませんが安心してください。
こちらの記事では、実際に給付金の申請をして、市役所の面談で一度落ちてしまった私が気を付けた方が良いポイントを紹介しています。
今は、無事に給付金を受け取っているのでご安心ください(笑)
※自治体によって、対象資格や金額・条件が少しずつ異なるため、必ずお住まいの自治体に確認してください!
この「高等職業訓練促進給付金」を受け取ることで、家計の不安を軽減することができ、自分のスキルアップに集中できます。
実際に私もこの給付金を利用し、生活費の補填を受けながら、自分のスキルアップのためにITスクールに通っています。
3. 実際に使ってみてどうだった?リアルな生活の変化
では、実際に「高等職業訓練促進給付金」を活用してみて、どんな変化があったのか詳しくお話ししていきます。
支給が始まって感じた変化

「あ、ちょっと心が軽くなったかも」
支給が始まって、最初に感じたのはそんな気持ちの変化でした。
それまで、お給料が入るたびに今月の生活費を計算してはため息が出ました。
今後、「子どものために必要なものを我慢させてしまうんじゃないか」、と将来への不安が募っていく毎日でした。
でも、給付金が入るようになってからは、“生活のゆとり”が少しずつ心の余裕に繋がっていったんです。
勉強に集中できるようになった

今までは「資格の勉強したいな…でも今は、無理だよね」が口癖でした。
たまに勉強する時間が取れたとしても、心はずっと“家計やお金のこと”で不安になるばかりです。
でも今は、「今は学ぶ時間」「未来の自分のため=子供のため」と思えるようになり効率的に勉強に集中ができるようになりました。
支給があることで、現実的に“集中して取り組む選択”ができるようになったのが本当に大きいです。
子どもと過ごす時間も確保できた

そして生活に追われるような毎日から、子供とちゃんと向き合える時間ができたことも大きな変化でした。
「この子の成長をちゃんと見届けたい」「余裕のあるママでいたい」
そんな気持ちを大切にできるようになったのは、高等職業訓練促進給付金制度のおかげだと思っています。
生活費の心配が減って、心が軽くなった

月末の通帳残高を見てため息…そんな毎日だったけれど、今は「なんとかなるかも」って思えるようになりました。
高価なものを買えるようになったわけじゃないけど、「安心して日々を過ごせる」って、何より大きな価値なんだと実感しています。
さらには、勉強をしてスキルが向上している実感があると自分の自信に繋がるんです。
その結果、今までネガティブに感じていたことも乗り越え、明るい気持ちで生活できることが多くなりました。
4. 「学び直し」は未来の投資!私が選んだ道
なぜ今、スキルアップしようと思ったの?
「今までの生活だけでは足りない」「もっと自分の力で何かを掴みたい」
そんな気持ちが強くなったのは、息子が成長するにつれて、将来の不安や今後の自分に対する漠然とした焦りが大きくなったからです。
自分の経験から、「息子のやりたいことを心から応援できるママでいたい!」と妊娠中から考えていました。
そして出産後もずっと、「何かを学びたい!」と思いながら、なかなか行動には移せずにいました。
でも、復職をしたあたりから「このままでいいのか?」と自問自答した結果、「今、スキルアップしないと後悔するかもしれない」と強く感じ、思い切って一歩を踏み出しました。
ITスクールに通うことを決めた理由

ITのスキルに興味があったことも大きな理由ですが、もっと具体的には「これからの時代に強いスキルを身につけたい」と思ったからです。
今では、小学校でもプログラミングの授業があるくらいITスキルが重要な時代です。
育児と仕事を両立する中で、今後も安定して稼げる手段を持っておくことが重要だと感じていました。
ITスキルは、在宅ワークやフリーランスの仕事にも直結しやすいと聞いて、自分にピッタリだと思ったんです。
「パソコン1台で仕事ができる」と知り、時間や場所に縛られない働き方ができるという魅力に強く引かれていきました。
自分の力で稼げる手段を持ちたかった

子どもが成長していく中で、今の働き方がいつまでも続くわけではないことに気づきました。
保育園に通い始めたばかりの息子が、「お母さんが何かをしている姿」をしっかり見ていてくれるようになった時、もっと「自分の力で稼ぐ力」を身につけたいと感じたんです。
自分の力で安定して収入を得ることができれば、息子にも自立した生き方を見せることができると思っています。
そんな気持ちがあったから「今できることをやってみよう」と一歩を踏み出せたんだと思います。
「やってみたい」と思っていたことに踏み出せたことの嬉しさ

「今始めるタイミングじゃなかったかな?」「私には難しかったかな?」
実際にITスクールに通い始めて、勉強時間の確保が難しかったり、授業内容についていけなかったりもしました。
でも、ひとつひとつ課題をクリアしていくたびに、自分の成長を感じられることがとても嬉しくなりました。
「やりたかったこと」を実際にやってみることで、あの時の「やりたいけどできない」というモヤモヤした気持ちが少しづつ吹っ切れたんです。
今では新しいスキルを身につけることで、今後の可能性が広がったことにワクワクしています。
5. この制度を知らなかったら、今の生活はなかったかも
仕事で手一杯だったかもしれない

この「高等職業訓練促進給付金」制度を知らずに過ごしていたら、今頃、「フルタイムで必死に働きながら、スキルアップを目指す」という状況になっていたかもしれません。
その場合、子どもとの時間を削らざるを得なかったと思います。
実際に復職をしてから6ヶ月間、フルタイムで働いていた時から「こんなママになりたかったの?」と自分でもどうしようもないくらい悩むことがたくさんありました。
でも「高等職業訓練促進給付金」制度を知ってからは、仕事の負担をと将来の不安を減らしながら生活ができています。
もしあの時調べていなかったら、相談をしていなかったら、こんなチャンスは手に入らなかったかもしれません。
迷っていたけど、勇気を出して相談してよかった

最初は、「高等職業訓練促進給付金」に関する情報を調べてみても「自分に本当に合っているのか」「申し込むべきタイミングなのかどうか」迷うことがありました。
でも、思い切って気になるITスクールのオンラインカウンセリングを受けてみたんです。
その結果、「これは自分の状況にピッタリな支援制度だ」と知り、今ではその決断が本当に良かったと思っています。
相談してみて、情報を得ることの大切さを実感しました。
もし「自分に合っている制度なのか?」と悩んでいる方は、その答えを知るだけでも一歩を踏み出すきっかけになると思います。
知っておいて、損はない制度

この「高等職業訓練促進給付金」制度は、子どもの未来にとっても、私自身の未来にも大きな影響を与えていると実感しています。
私と同じような方にとっては、「自分と子どもの未来のために、知っておいて損はない制度」だと思います。
高等職業訓練促進給付金制度を活かすことで生活に余裕ができ、資格を取得しながら自立できる力をつけることができる。
その結果、子どもにも自分にもプラスになる未来を切り開けると思っています。
6. 迷っている人に伝えたいこと
行動しなければ変わらなかった

もし私が「どうせ無理だろう」と思って行動を起こさなかったら、今のようにスキルアップを目指して学ぶことも、生活の余裕も手に入れていなかったと思います。
あの時行動していなければ、今の状況は変わらなかったんです。
高等職業訓練促進給付金制度を知った時、「これで前に進めるかも」と感じ思い切って踏み出したからこそ、今の自分がいると実感しています。
初めてのことになかなかチャレンジができない方も子どもの為に「変わりたい、成長したい」と思うのであれば、まずは一歩を踏み出すことが大切なんですね。
誰でも簡単に…とは言えないけれど
もちろん、制度を活用するには手続きや条件があるので、誰でも簡単に…とは正直言えません。
でも、一歩踏み出す価値は絶対にあると私は感じています。
実際に申請してみて、わからないことや却下された経験、悩んだこともたくさんありました。
でもどんなに小さな不安でも、相談したり調べたりして解決していくことができたからこそ、今の結果に繋がっています。
きっと一歩踏み出して、手に入る未来は、努力した分だけ大きく変わります。
ぜひご自身のペースを大切にしてくださいね。
制度の詳しい申請方法は、こちら
もし「この制度を使ってみたい!」と考えている方は、こちらの記事で紹介しています。
この記事が、読者の皆さんの力に慣れていたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
※この記事の内容は執筆時点の情報をもとにしています。最新の情報はこども家庭庁公式ホームページなどでご確認ください。
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