この記事では、実際に「自立支援教育訓練給付金」と「高等職業訓練促進給付金」を活用してるシングルマザーの私が、それぞれの制度をわかりやすく紹介しています!

高等職業訓練促進給付金と何が違うの?

働きながら、資格を取りたい!
というママは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※給付金については各自治体によって概要が異なることがございます。正確な情報が知りたい方は、ぜひお住まいの自治体までお問い合わせください。
自立支援教育訓練給付金とは?


どんな制度なの?
自立支援教育訓練給付金とは、ひとり親とされる家庭のママ・パパが資格を取ったりスキルを身につけるためのサポートをしてくれる給付金制度です。
この説明を見ると、高等職業訓練促進給付金と違いがないんじゃないか?と思われるママも多いのではないでしょうか。
ですが2つの給付金、大きな違いは支給されるタイミングなんです。
詳しくは、別の項目で紹介していきます。
自立支援教育訓練給付金の対象講座は?


どんな講座が対象なの?
- 保育士
- 建築士
- 日商簿記(簿記検定試験)
- ファイナンシャル・プランニング技能検定試験
- 介護職員初任者研修 など
自立支援教育訓練給付金の対象となる講座は、ほとんどが雇用保険制度の教育訓練給付の指定講座と同じものなっています。
こちらの指定講座のジャンルは幅広く、「事務系」「IT系」「介護・福祉系」など、今後の就職や在宅ワークにも活かせるスキルが学べます。

受けたい講座が決まってるよ!
というママはこちらから検索をすることができます!

とりあえず講座の一覧を見てみたい!
というママはこちらから、対象となる資格の一覧をチェックしてくださいね!
対象となるのは、約17,000講座!
対象となる人は?


私は対象なのかな?
ここからは、給付金が対象となる条件を3つ紹介していきます。
これら全てが該当する一人親のママ・パパは、給付金が支給される対象となります。

母子・父子自立支援プログラム
申請前の時点では、
受けていなくても大丈夫だった!
条件を3つを満たす方が対象!
実際にいくらもらえるの?


いくら支給されるの?
入学金と受講費用が合わせて、90万円程。
そんな私の自立支援教育訓練給付金の概算は、535,260円の予定です。
あなたの条件によって給付額が変わる

- 限度額が20万円
- 入学金+受講料の6割
- 修学年数×40万円
こちらの3つの給付額から、自身の条件に合った給付金が支給されることになります。

記事を作成しています。
限度額が20万円
入学金+受講料の6割
修学年数×40万円
自立支援教育訓練給付金の申請書類は?

ここでは実際の「自立支援教育訓練給付金」の申請時に準備した書類や、実際に届いた書類について紹介します。
※自治体や講座によって多少異なるので、あくまで参考にしてくださいね!
申請前に準備したもの

面談の際に、講座の情報がわかるものを提出しました!
こちらの資料は、学校のオンラインカウンセリングを受けた際にメールでいただいたものです。
申請後、実際に届いた指定講座証明書

こちらは市役所に申請内容を確認してもらい、「この講座、 自立支援教育訓練給付金の支給対象です」と認定された証明書です!
面談や事前申請が終わった後に郵送で届くのですが、受講終了時点まで大切に保管しておきましょう。

なくさないようにね!
実際に自立支援教育訓練給付金を活用しているシングルマザーは、高等職業訓練促進給付金よりも少ないのが現状です。
▶︎データ別に見るシングルマザーの給付金事情については、こちらの記事で紹介しています。
自立支援教育訓練給付金の申請方法は?

そしてここからは、資格を取りたい!スキルアップを図りたい!というママに向けて、実際の申請方法を紹介していきます。

いよいよ申請手続き!
私の実体験になるので、参考までにご覧くださいね。
自治体に相談

まずは、住んでいる地域の自治体に電話で問い合わせを行いましょう。

自立支援教育訓練給付金について
伺いたいんです。
そして、内容の説明を受けるために面談の日程を決めていきます。
もしこの段階で、高等職業訓練促進給付金の併用を考えているママはその旨を伝えておくと後々の手続きがスムーズに進んでいきます。

私も、2つの給付金について
同日に手続きを進めたよ!
面談を受ける

- 受講開始前に申請が必要
- 今の経済状況を確認されたよ
- 資格の活かし方も説明できるように!
面談では、「講座が対象かどうか」「条件を満たしているか」などをチェックしてもらうので、自分が受けたい講座のパンフレットなどを持参するようにしましょう。

入学・受講を開始する前の
申請が必須だよ!
ここで重要なのは、自立支援教育訓練給付金の申請前に受講をスタートしてしまうと支給対象外になることがあること。
給付金について気になったら、まず自治体に相談をしてみるのが安心です。
面談後、すぐに申請書を提出!

申請書のフォーマットは自治体ごとに異なるため、必ずもらったものをその場で記入しましょう。

記入方法は、受付の方が
一緒に見てくれたよ!
面談・書類の内容に問題がなければ、後日先ほど紹介した「指定講座証明書」が自宅に届く流れになっています。
講座受講後、給付金が振り込まれる

対象講座の受講が終わったら、先ほどの「指定講座証明書」と「修了証明書」を持って各自治体に向かいましょう。

添付書類が必要な場合もあるよ!
そして書類が受理されると、いよいよ指定口座に「自立支援教育訓練給付金」が振り込まれます。
ここでの注意点は、給付金は受講後にまとめて支給されることです。
申請前には必ず、「入学金+受講料」をどうやって工面するのかという点を考える必要があります。
高等職業訓練促進給付金と自立支援教育訓練給付金の違い

高等職業訓練促進給付金と自立支援教育訓練給付金は、それぞれ似ているところがあります。
そして2つの給付金の一番大きな違いは、給付金の支給タイミングです。

高等職業訓練促進給付金は、
毎月の支給。

自立支援教育訓練給付金は、
受講終了後の支給。
このような違いをしっかりと理解した上でそれぞれの給付金をどうやって活用するか、判断することがおすすめです。
自立支援教育訓練給付金と教育訓練給付金との違い

さらに、自立支援教育訓練給付金と教育訓練給付金も名称が似ているので注意しておきましょう。
そして2つの給付金の一番の大きな違いは、管轄する場所が異なることです。

自立支援教育訓練給付金は、
市役所の管轄。

教育訓練給付金は、
ハローワークの管轄。
名前が似過ぎていて、正直混乱しました。
ですが実際にハローワークに行くと、それぞれの給付金が併用が可能となる場合もあるので押さえておきましょう。
自立支援教育訓練給付金|注意点まとめ

- 講座の申込のタイミングに注意!
- 自治体、ハローワークに要確認!
- 支給は一度きり!
- 支給は講座終了後!
まず、面談より前に講座への申込・講座の受講開始はNGです!
原則、「自立支援教育訓練給付金」の給付対象外になりますので、自立支援教育訓練給付金の申請の後に講座の申し込み手続きを行うようにしましょう。
そして「自立支援教育訓練給付金」の支給は講座終了後です。
自立支援教育訓練給付金は先払いされないので、受講したい講座が決まったら「入学金や受講料の準備」を優先して行うようにしましょう。
「自立支援教育訓練給付金」の支給は一度きりですので、丁寧に選んで受講を開始しましょう。
そしてその講座が給付の対象となるのか、厚生労働省の「教育訓練講座検索システム」で事前チェックしておきましょう。
最後に

ここまで紹介してきた自立支援教育訓練給付金は、「短期間でスキルを身につけたい!」という方にぴったりの制度です。
そして、高等職業訓練促進給付金と教育訓練給付金の併用ができる可能性もあるので
「この講座、気になるかも…」と思ったら、まずは自治体に相談してみましょう!
皆さんの一歩を踏み出すきっかけになれたら嬉しいです。
※詳しい情報をお届けしたいのですが、給付金については各自治体によって概要が異なることがございます。
正確な情報が知りたい方は、ぜひお住まいの自治体までお問い合わせください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
