高等職業訓練促進給付金と失業保険は併用できる？｜シングルマザーの実体験【2025年版】

当時の私は「高等職業訓練促進給付金」を受給しながら資格勉強＋仕事＋0歳児の育児、
過労や寝不足から限界を感じて退職を決意しました。

そういえば「失業保険」ってもらえるんだっけ？

そんな不安を抱えるママたちに、実際に高等職業訓練促進給付金と失業保険の併用ができた私の体験談を詳しく紹介していきます。

高等職業訓練促進給付金とは？

まず簡単に高等職業訓練促進給付金についてみていきましょう。

高等職業訓練促進給付金とは、ひとり親家庭のママ・パパが対象の給付金です。

対象となる資格（看護師、保育士、Web系の訓練など）の取得を支援してくれます。

給付金の金額は、住民税の課税状況で異なりますが、月額10万円前後（非課税世帯）＋修了時に支援修了給付金を受け取ることができます。

ただ、自治体により手続きや対象資格が異なることもあるので注意が必要です。

高等職業訓練促進給付金についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事で紹介しているのでぜひチェックしてみてくださいね。

失業手当（基本手当）とは？

次に失業手当(基本手当)について簡単に紹介していきます。

まず、失業手当(基本手当)とは会社を退職後に受給できる手当のことです。

そして雇用保険に加入していた期間・退職理由により待機期間・受給期間が変わるのが特徴です。

こちらについては、自治体ではなくハローワークでの申請が必要となってきます。

注意点としては、仕事ができる状態で仕事を探していることが前提となるので、毎月の仕事を探している状況を提出する必要があります。

詳しく知りたい方は、こちらからハローワークのホームページで確認をしてみてください。

私の場合、併用ができました。

私も、最初は働きながら高等職業訓練促進給付金を受給していました。

面談では

という理由で、高等職業訓練促進給付金の受給対象となっていました。

しかしその後、退職して失業保険の手続きをハローワークで開始することにしたんです。

その場合、高等職業訓練促進給付金と失業保険の併用はできないと思っていましたが、自治体とハローワークに状況を説明したところ併用が可能だったんです。

※自治体・地域で異なる場合があります。

どうして併用できたの？

自治体へは、担当者に話してみたところ県にも確認してくれました。

高等職業訓練促進給付金の要項には、

という判断でした。

もし今後、私側の状況が変わった時は高等職業訓練促進給付金が継続できるのかを確認する必要があるため随時連絡するように言われました。

続いて失業手当(基本手当)については、
ハローワーク側の確認も必要なので問い合わせてみました。

とのことですんなり併用について確認をすることができました。

注意した点

それぞれ高等職業訓練促進給付金と失業手当の受給対象であり続けることが重要なので、以下の点に注意をして状況を説明しました。

• 新しく仕事を探したいこと
• 受講が継続できること

ハローワークでは、状況を詳しく説明する機会がありました。

その際に、失業手当を受給する要件として重要な

ことを説明しました。

そして、もし仕事が決まった場合でも

ことも説明すると、さらに納得していただけたように感じました。

この二つに注意をして申請をしたおかげで、無事に高等職業訓練促進給付金と失業手当を併用することができました。

退職して勉強に専念するまで

時短勤務で正社員として働き、まだまだ夜通し寝られない0歳児の育児をして、空いた時間に勉強をする。

今思えば、そりゃあきついわけです。

度々体調を崩すようになってから、限界だということにようやく気付き始めました。

そして自治体と相談し

という意向を伝えることにしました。

そこから生活のために高等職業訓練促進給付金の受給継続が可能か、失業手当の受給が可能かを確認しました。

それからは、退職をし資格勉強に専念しています。

そして段々体調も良くなり、子供との時間も以前より穏やかに過ごすことができています。

まとめ

• 高等職業訓練促進給付金と失業保険の併用は可能
• 受給資格を満たすことが重要
• それぞれの自治体によって異なる

今回、高等職業訓練促進給付金と失業保険の併用ができたことでこれからの働き方について考える時間が生まれました。

やっぱり子供との時間も大切にしたい。
でも、自分のキャリアも大切にしたい。

そんな自分の想いが確認できて、さらに資格勉強への意欲も高まっているように感じています。

この記事が、これから高等職業訓練促進給付金を活用するママや仕事を辞めようか悩んでいるママの参考になれば嬉しいです。